東京都内の6~8月熱中症搬送は8341人 2年連続で過去最多

2025/09/01 17:27 

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 東京消防庁は1日、熱中症により6~8月に都内で救急搬送された人が前年同期比1086人増の8341人(速報値)だったと発表した。6~9月の搬送者数として統計がある2010年以降、最も多かった24年(7996人)を既に上回り、2年連続で過去最多を更新した。

 東京消防庁によると、今年6~8月の救急搬送された人のうち1人が死亡し、約4割は中等症以上と診断されたという。東京都心では8月18~27日に10日連続で気温35度以上の猛暑日を記録するなど、厳しい暑さが続いていることが影響したとみられる。

 9月以降も気温が高い状態が予想され、東京消防庁は屋内でのエアコン使用やこまめな水分補給、帽子や日傘で直射日光を避けるなどの対策を呼びかけている。熱中症患者の増加により、救急出動が増えており、担当者は「救急車を呼ぶか迷ったら、救急相談センター(#7119)への電話や、ホームページに掲載している救急受診ガイドを見てほしい」としている。【松本ゆう雅】

毎日新聞

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