<1分で解説>JAL機長がまた飲酒 国際便が遅延

2025/09/04 15:29 

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 日本航空(JAL)の国際線機長がハワイ滞在中に社内規定に違反して飲酒し、体調不良で乗務できなくなったため、3便に最大18時間以上の遅れが出たことが分かりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「JAL機長また飲酒」を解説します。

Q JALの機長が飲酒したって聞いたよ。

A 国際線機長が8月下旬、ハワイで社内規定に違反してホテルでビールを飲み、翌日の乗務当日に体調不良を訴えて、乗務できなくなりました。

Q どのくらいお酒を飲んだの?

A 機長は前日にホテルで500ミリリットルの缶ビールを3本飲んだと認めています。

Q どの便に影響が出たのかな。

A ホノルル発中部国際空港行きの便が約2時間遅れ、羽田行きの2便はそれぞれ18時間以上遅れました。この遅れで、乗客合計約640人が影響を受けました。

Q JALでは前にも同じような問題があったの?

A 昨年もJALの国際線パイロットによる飲酒問題が続き、欠航や遅延が相次いでいました。

Q 飲酒を隠そうとしたこともあったの?

A パイロットたちが口裏を合わせて飲酒を隠そうとしたことも明らかになっています。

Q JALはどんな対策をしていたんだっけ。

A JALは緊急対策として、パイロットの滞在先での飲酒を禁止していました。

Q 国土交通省はどう対応したの?

A 航空法に基づいてJALの関係部署に臨時で立ち入り監査を行いました。JALは「再発防止に取り組むなかで起きた飲酒事案を重く受け止めている。対策を検討し浸透させたい」としています。

毎日新聞

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