埋め尽くすほどのサギはどこへ… 風物詩の風景なぜ一変? 滋賀
毎年8月下旬から9月下旬にかけて、滋賀県長浜市南浜町の姉川河口を埋め尽くすほど集まるサギの姿が今年はほとんど見られない。エサとなるアユの減少が要因とみられる。この時期の風物詩ともいえる風景だが、今年の姉川河口は閑散としている。
湖北野鳥センターによると、近年、琵琶湖からアユが減少し、産卵のために姉川を遡上(そじょう)する数も少なくなっていることがサギの行動に影響しているという。その上、今年は雨があまり降らず、川の水量が少ないことがアユの遡上減少に拍車をかけている。
例年、姉川河口には最大で1000羽以上のサギが集まる。今年はエサを探してあちこちに移動しており、琵琶湖北部にある葛籠(つづら)尾崎など各地の湖岸で姿が見られる。
同センター所長の植田潤さんは「アユが減って、サギも減って、今後、琵琶湖の生態系全体に影響していく恐れもある。幼鳥などなかなかエサを見つけられないサギは冬まで持たないかもしれない」と話した。【長谷川隆広】
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