博多・筥崎宮の「放生会」始まる 今年は熱中症対策強化

2025/09/13 20:03 

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 博多三大祭りの一つ、筥崎宮(はこざきぐう)(福岡市東区)の「放生会(ほうじょうや)」が始まった。3連休初日の13日は時折雨が降る中、多くの市民や観光客らでにぎわった。12~18日の期間中、約100万人の人出を見込んでいる。

 放生会は殺生を戒め、秋の実りに感謝する祭りで、平安時代に始まったとされる。秋の祭りとして知られるが、温暖化の影響で昨年は特に救急搬送者が増えたことから今年は熱中症対策を強化。境内と参道に救護所を計2カ所設置し、看護師資格を持つスタッフを待機させる。

 田村邦和祢宜(ねぎ)(51)は「子どもの頃は涼しくて長袖で祭りに来ていた記憶があるが、すっかり変わって今は暑い。いろいろ対策に努めていきたい」と話した。【川畑岳志】

毎日新聞

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