採蜜体験であま~い「完熟ハチミツ」堪能 小学生も笑顔 福岡

2025/09/28 18:16 

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 ミツバチの生態を通じて自然の大切さを学ぶ「採蜜体験」が28日、北九州市小倉北区の山田緑地であった。参加者はミツバチの生育環境や飼育技術などの話を聞いた後、巣箱から巣蜜を取り出し、自然のままの「完熟ハチミツ」を味わった。

 山田緑地の指定管理者で、園内の森で在来種のニホンミツバチを飼育しているNPO法人グリーンワーク(舛本哲也会長)が、環境教育の一環としてこの日と21日に企画。計約80人が参加した。

 参加者は、ニホンミツバチと西洋種の違いや、蜜を集める働きバチはメスで、寿命が30~40日であることなどの説明を受けた。巣箱のある森に入り、防護ネットが付いた帽子をかぶって採蜜を体験した。採取した巣蜜は研修室に持ち帰ってナイフで切り分け、絞る前の取れたての蜜を巣ごと味わった。

 市立三貞小3年の東耕史朗さん(8)は「ハチミツの味は取れる場所でそれぞれ違うということを教えてもらった。甘くておいしかった」と笑顔を見せた。【松本昌樹】

毎日新聞

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