軽乗用車、カーブ曲がりきれず横転か 三重・名張6人死傷事故

2025/10/03 15:48 

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 3日午前0時10分ごろ、三重県名張市上小波田の国道165号で、軽乗用車が横転する事故があり、乗っていた10~30代くらいの男女6人が車外に投げ出された。全員が県内の病院に救急搬送されたが、うち5人の死亡が確認された。県警は、この車が定員4人を超過して走行していた疑いが強いとみて調べている。

 亡くなったのは男性2人、女性3人。残る男性1人は重傷という。県警が身元の確認を急いでいる。

 県警名張署によると、現場は山あいを通る片側1車線の右カーブ。「車が横転して人が投げ出され、路上に倒れている」と通りかかった人から110番があった。警察官が駆けつけると、6人は路上で倒れていた。

 現場の制限速度は時速50キロ。道路脇の縁石や電柱には、車がぶつかってできたとみられる痕跡が残されていた。ハンドル操作の誤りや重量超過でカーブを曲がりきれなかった可能性があるという。県警は運転手の特定を進めている。

 軽乗用車は3日午前、名張署に運ばれた。大半がブルーシートに覆われていたが、屋根の部分やドアが大きく壊れているのが確認できた。車は名張市内から東の津市方面に走っていたとみられる。【山口敬人、下村恵美、久木田照子】

毎日新聞

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