都内の線路上の電柱にタヌキ 西武池袋線で一時運転見合わせ

2025/10/05 14:05 

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 5日午後0時20分ごろ、東京都練馬区の西武池袋線練馬高野台―石神井公園駅間の線路上で、電柱に登っていたタヌキの撤去作業のため、池袋―所沢駅間と西武有楽町線、豊島線で運転を見合わせた。池袋―所沢駅間と豊島線は約25分後、西武有楽町線は約2時間後に運転を再開した。

 西武鉄道によると、タヌキは作業員が電柱にはしごをかけて、棒でつついて下に落とした。地面に落ちたタヌキは走り去ったという。

 西武鉄道には5日午前8時ごろ、「何かが電柱に引っかかっている」と連絡が入った。カラスが集まっていたことから、当初は小動物の死骸とみていた。だが、確認したところ、生きているタヌキで動き回って落下する可能性があったため、電車の運転を止めて対応に当たった。

 撤去作業で上下計80本が運休・部分運休し、計34本が最大39分遅れ、約1万4000人に影響した。【遠藤浩二】

毎日新聞

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