<1分で解説>高市新総裁、中国・韓国・台湾メディアはどう報じた?

2025/10/05 15:20 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選ばれると、中国、韓国、台湾の主要メディアは一斉に速報しました。各国で高市氏の総裁選出はどのように受け止められているのでしょうか。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「外国メディアが伝えた高市氏の自民党新総裁選出」を解説します。

Q 中国メディアは高市氏についてどう報じたの?

A 新華社通信は高市氏について「日本の右翼政治家を代表する一人」と紹介し、「より積極的な財政政策の実施と、防衛費の増額を主張している」と指摘しました。また、中国新聞社は、高市氏がかつて首相を務めた安倍晋三氏の支持を受け、政策理念も似ているとして「女性版安倍」と報じました。

Q 韓国では、どう報じられたの?

A 韓国でも同様で、「総裁に『女性版安倍』」などと伝えられました。中央日報は高市氏を歴史問題などについて「極右志向」だと指摘し、「日本の政治時計の針が韓日関係が史上最悪に達した『安倍時代』に回帰するのではないかという憂慮の声も早くから出ている」と報じました。

Q 中国も韓国も、メディアは靖国神社の参拝に注目が集まっているみたいだね。

A はい、中国の中国新聞社は高市氏が靖国神社を何度も参拝していると紹介し、「平和憲法を覆すことを主張し、自衛隊へのさらなる権限の付与を求めている」と伝えました。韓国の聯合ニュースも、「閣僚と首相の参拝は重みが全く異なる」とし、参拝すれば「韓国と中国などの強い反発を招く可能性が高い」と指摘しました。

Q 台湾メディアはどうだったの?

A 中央通信社は高市氏は台湾に友好的で、台湾との協力を重視している経験豊富な政治家だと紹介しました。「(台湾初の女性総統を務めた)蔡英文前総統にあこがれていると話していた」とも報じられています。

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース