クマ出没増加予測、滋賀・湖北地域で 餌実なり少なく 注意呼び掛け
滋賀県はツキノワグマの重要な餌となるブナなどの結実調査から「湖北地域では実なりが少なく、クマの集落近くへの出没が昨年より多くなる」と予測し、警告を発している。
県は湖北地域と湖西地域でクマの秋の主要な栄養源となるブナ、ミズナラ、コナラの結実状況を調査した。県全体でブナは「凶作」、ミズナラは「不作」、コナラは「並作」だった。地域別では湖北はブナが「凶作」、ミズナラとコナラが「不作」だったことから、「湖北では全体的に資源量が少ない。冬眠前のクマは餌を求めて行動範囲が広くなるとされ、集落近くへの出没が多くなる」とみている。
クマが人里などで目撃された件数は2020年度106件▽21年度55件▽22年度52件▽23年度92件▽24年度178件――。今年度は8月末時点61件(昨年度同期比11件減)。クマは湖北、湖西だけでなく比良山地、鈴鹿山脈にも生息している。
県と県警は、餌になる生ごみや農産物などを屋外に放置しない▽山道を歩くときは鈴や笛、ラジオなどの音でクマに自分の存在を知らせる▽生息地周辺では夜間、早朝、夕方はできるだけ外出しない――など注意を呼び掛けている。【北出昭】
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◇今年度のブナなどの結実状況
湖北地方 湖西地方 県全体
ブナ 凶作(凶作) 凶作(凶作) 凶作(凶作)
ミズナラ 不作(並作) 並作(凶作) 不作(不作)
コナラ 不作(豊作) 並作(不作) 並作(並作)
※かっこ内は昨年度の状況
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