<1分で解説>安倍元首相銃撃事件で初公判 判決は1月21日

2025/10/29 12:25 

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 安倍晋三元首相が奈良市で銃撃されて亡くなった事件の裁判が28日、奈良地裁で始まりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「安倍元首相銃撃事件の初公判」を解説します。

Q どんな事件だったの?

A 2022年7月、奈良市で参議院選挙の応援演説中に安倍元首相が銃撃され、亡くなった事件です。

Q 被告は罪を認めたの?

A 初公判で山上徹也被告は「全て事実です」と述べ、安倍氏に対する殺人罪を認めました。山上被告は、母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしたことなどから、教団に強い恨みを持つようになったとされています。

Q 安倍元首相を標的にした理由は何だったの?

A 検察側は、教団関連団体に安倍氏がメッセージを送っていたことを知った山上被告が「首相経験者で非常に著名な安倍氏を襲撃すれば社会の注目が集まり、教団への批判が高まると考えた」と説明しています。

Q 裁判ではどんなことが争点になっているの?

A 事件の量刑(どれくらいの刑になるか)が最大の争点で、山上被告の生い立ちや家庭環境も注目されています。

Q 裁判はどのくらい続くの?

A 奈良地裁では、予備日も含めて19回の期日が予定されていて、12月18日に結審し、2026年1月21日に判決が言い渡される予定です。

Q 今後はどんな人が証人として出るのかな。

A 検察側は目撃者や医師、警察官など、弁護側は山上被告の母親や宗教学者、「宗教2世」を支援する弁護士などが証人として出廷する予定です。

毎日新聞

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