高市首相、議員定数削減は「各党と議論」 新内閣発足後初の国会論戦
高市早苗首相(自民党総裁)は4日の衆院本会議で所信表明に対する代表質問に臨んだ。新内閣発足後、初めての国会論戦が始まった。首相は、自民党と日本維新の会による連立政権合意に盛り込まれた衆院定数削減について「自民党としても全力で取り組む」と意欲を示し、「具体的な削減案の策定や実現に向けては、できるだけ幅広い賛同を得ることが重要だ。今後、与党内での検討とともに、各党・各会派とも真摯(しんし)な議論を重ねていきたい」と述べた。
一方、国民民主党や公明党などが訴える企業・団体献金の規制強化を巡っては「企業・団体の政治活動の自由に関わるものなので、必要性や相当性についてよく議論する必要がある」と慎重な姿勢を示した。
2027年度に防衛費を国内総生産(GDP)比2%に増額する目標を25年度中に前倒しする政府方針に関しては、追加で必要な経費として、自衛隊の人的基盤の強化やドローン対処機材の整備などを挙げた。そのうえで「これらが一定の額に達すると見込まれるため、対GDP比2%水準についても結果として達成する」と述べた。GDP比2%水準の金額は約11兆円で、既に25年度当初予算で、9・9兆円を計上していると説明した。
防衛装備品を巡り、移転可能な分野を救難や輸送などに限定している「5類型」の撤廃に関しては「防衛装備移転をさらに推進する決意が示されたものだ。防衛装備移転三原則の運用指針の見直しを早期に実現すべく検討を進める」と意欲を示した。
ガソリン税に上乗せされている暫定税率(1リットル当たり25・1円)を巡っては、自民、立憲民主など与野党6党の税制実務者が12月31日の廃止で合意したことに触れ、「政党間の議論の結果をしっかりと踏まえて対応する」と述べた。
選択的夫婦別姓を巡っては、自身が総務相時代に、旧姓使用や併記で対応できる手続きを増やした取り組みを踏まえ、「全ての省庁、地方公共団体、事業者などで同様の取り組みを行えば、婚姻による『氏』の変更により社会生活で不便や不利益を感じる方を減らせる」と強調。旧姓の通称使用の法制化について「連立合意の内容を踏まえ、与党と緊密に連携しつつ、必要な検討を進める」と述べ、選択的夫婦別姓の導入には否定的な考えを示した。【野間口陽、園部仁史、原諒馬】
-
維新・藤田氏、記者の名刺を投稿 赤旗が削除申し入れ 税金還流報道
「しんぶん赤旗」編集局は4日、日本維新の会の藤田文武共同代表がX(ツイッター)に所属記者の名刺を投稿したとして、画像の削除と謝罪を藤田氏に申し入れた。赤旗は、…社 会 3時間前 毎日新聞
-
日経新聞、PCの「Slack」に不正アクセス 1万7000人分の情報流出か
日本経済新聞社は4日、業務で使っているビジネスチャットツール「Slack(スラック)」に外部から不正なログインがあり、社員や取引先など1万7368人分の情報が…社 会 4時間前 毎日新聞
-
警察官によるクマ駆除、11月中旬から開始へ 警察庁が秋田で聞き取り
警察官によるライフル銃を使ったクマの駆除に向けて、警察庁は4日、クマによる人的被害が深刻な秋田県に担当者を派遣し、県と県警から対応状況や課題の聞き取りを始めた…社 会 6時間前 毎日新聞
-
遺族「懲役7年以上、気持ち伝わった」 首都高6人死傷事故で実刑判決
首都高速道路で2024年5月、大型トラックが渋滞の列に突っ込み、3人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などに問われた元トラ…社 会 9時間前 毎日新聞
-
福間香奈清麗、棋士編入試験を再受験 初の「女性棋士」誕生なるか
日本将棋連盟は4日、福間香奈清麗(33)=女流6冠=から申請された棋士編入試験の受験申し込みを受理したと発表した。若手の四段棋士5人と対局し、3勝すれば女性初…社 会 9時間前 毎日新聞













