ホッキョクグマのマルル、熊本から北海道に引っ越しへ イベントも

2025/11/05 16:50 

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 熊本市動植物園(同市東区)は人気のホッキョクグマ「マルル」(雌、12歳)が12月8日に北海道の釧路市動物園へ引っ越すことになったと発表した。熊本市動植物園ではマルルのお別れイベントを企画し、参加者を募集している。

 マルルは2014年に札幌市円山動物園から熊本市動植物園に移り、園の人気者として親しまれてきた。一方、ホッキョクグマは地球温暖化による北極海の海氷の減少などによって絶滅も危惧されている。国内の園で協力して管理していく計画の一環で引っ越しが決まった。

 お別れイベントでは、11月8、15、24日に一日3回の飼育担当者による特別ガイドを実施。30日にはお別れ会、12月6日には誕生日(同8日)会を開催予定で、それぞれ20組(1組3人まで)の参加を募っている。いずれも申し込みは11月23日までで、園のホームページで受け付けている。

 同園の担当者は「マルルの引っ越しまで残り1カ月。多くの人にお別れをしに来てほしい」と話している。【山口桂子】

毎日新聞

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