「理解できない」福島の避難者らは批判 柏崎刈羽原発の再稼働容認に
新潟県の花角英世知事は21日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認する考えを表明した。12月2日招集の定例県議会での議決を経たうえで、政府と東電に正式に地元同意を伝達する。その他の条件はそろっており、年度内にも運転再開が見込まれる。
2011年3月の東京電力福島第1原発事故の傷が癒えていない福島の避難者からは東電や新潟県の花角知事に対し、批判や落胆の声が上がった。
原発事故で福島県浪江町の津島地区から同県大玉村に避難中の今野秀則さん(78)は、18日にあった花角知事の福島第1原発視察に注目していたという。「改めて事故のすさまじさや被害の大きさを感じたはず。なのに、原発再稼働容認との結論に至るのは理解できない」と憤る。
津島地区は今も大半が帰還困難区域で、ほとんどの住民が各地に避難したままだ。地区住民が国や東電を相手に原状回復などを求めた訴訟の原告団長を務める今野さんは「容認には経済効果への期待があるのだろうが、事故の過酷さを思えば、再稼働と経済効果をてんびんにかけて判断すべきではない」と警告した。
福島第1原発が立地する同県双葉町の町議で同県いわき市に避難する小川貴永(たかひさ)さん(55)も「私たちは原発事故ですべてを失い、15年近くたってもほとんど復興していない。そのけじめもつけずに東電がこのまま再稼働に向かうなら、あきれた話だ」と嘆いた。
小川さんは02年に東京の会社を辞めて双葉町に帰郷し、養蜂を始めた。取れた蜂蜜は県の品評会で金賞を受賞するほど高品質だった。自然に囲まれた暮らしを一変させた原発事故を顧みて「古里が失われた意味を重く受け止め、安易な再稼働は考え直すべきだ」と訴えた。【田倉直彦、柿沼秀行】
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