熊本市長、非核三原則「極めて重要な原則」 見直し検討に異論

2025/11/21 17:52 

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 熊本市の大西一史市長は21日、高市早苗首相が非核三原則のうち「持ち込ませず」について与党内で見直し議論を検討していることに異論を唱えた。記者会見で「日本が国是として積み上げてきた極めて重要な原則。軽々に見直すべきではない」などと述べた。

 大西氏は、唯一の戦争被爆国である日本として「原則を堅持したうえで、外交努力などを通じて安全保障を確保していく必要がある」と主張。被爆地の首長から反発が続出している状況にも触れ、「本当に非核三原則について考えるのなら、被爆地の首長や被爆者の皆さんとしっかり対話をしなければいけない。そういったことも抜きに議論をするということはいかがなものか」と語った。【中村敦茂】

毎日新聞

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