「ヤバT」が観光大使に スペイン村ライブが縁 三重・志摩

2025/12/04 12:15 

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 三重県志摩市は、市内のテーマパーク「志摩スペイン村」で貸し切りライブを成功させ、市との関わりを深めているとして若者に人気の3人組ロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」(ヤバT)が市観光大使に就任すると発表した。任期は2026年1月1日から3年間。

 市によると、メンバーはそれぞれの出身地で観光大使を務めているが、グループとしては志摩市が初めて。ヤバT公式キャラクターの「タンクトップくん」も任命された。

 ヤバTは、京都府出身のボーカル、こやまたくやさんが幼い頃から家族で志摩スペイン村を訪れていたことが縁で24年に初めてライブを開催し、2日間で1万2000人を集めた。25年も2日間で1万6000人を動員し、次回も26年5月に決定している。

 市内に行きつけの店があるという3人は「僕たちのユニークな視点と発信力を最大限に生かし、志摩市の魅力を全力で伝え、地域を盛り上げていけるよう精いっぱい頑張ります」とコメントを寄せた。橋爪政吉市長は「ヤバTとのコラボレーション企画を実施し、これまで以上に豊かな自然や食など市の魅力をPRしたい」と期待を寄せた。

 志摩市観光大使は大相撲で幕内経験がある志摩ノ海さんが24年7月に初めて就任し、ヤバTは2組目となった。【下村恵美】

毎日新聞

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