「三陸はるか沖地震と規模の似た海溝型地震」 京都大・西村教授

2025/12/09 00:18 

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 8日午後11時15分ごろ、青森県三八上北で震度6強を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は青森県東方沖で、震源の深さは約54キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・5。

 青森県太平洋沿岸や岩手県、北海道太平洋沿岸などで津波警報も発表された。岩手県内陸北部などで震度5強も観測されている。

 この地震について、京都大防災研究所の西村卓也教授は「1994年の三陸はるか沖地震(M7・6)と規模の似た海溝型地震。震源ははるか沖より北側の下北半島沖合」と指摘した。三陸沖では今年11月9日にもM6・9の地震が起きており、「多少誘発された可能性も考えられる」という。

 西村教授は「この地域で地震が起こると続発しやすい性質があることが知られている。今後、同程度か、さらに大きな地震が起こる恐れがある」と警戒を呼びかけた。【菅沼舞】

毎日新聞

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