三重・名張6人死傷事故 死亡の運転手らを書類送検 酒気帯び疑い

2025/12/10 19:52 

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 三重県名張市の国道で軽乗用車が横転し、男女5人が死亡し1人が重傷を負った事故で、県警は10日、死亡した名張市の男性会社員(当時20歳)を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転、定員外乗車)の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検した。

 書類送検容疑は10月3日午前0時10分ごろ、名張市上小波田の国道165号で定員4人の車に6人が乗り、男性が酒気帯び状態で運転。制限速度の時速50キロを超える制御不能な速度で車を走行させ、右カーブを曲がりきれず電柱に衝突するなどして車を横転させ、同乗者5人を死傷させたとしている。

 県警によると、車は男性の所有で、運転席近くに残っていた髪の毛や血痕などから、当時運転していたと特定したという。

 また、県警は運転手の飲酒を知りながら同乗したとして、死亡した名張市の建設業の男性(当時23歳)を道交法違反(飲酒運転同乗)の疑いで書類送検した。【長谷山寧音】

毎日新聞

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