2夜連続の今年は「当たり年」! ふたご座流星群、14日夜ピーク

2025/12/12 15:48 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 3大流星群の一つ「ふたご座流星群」が14日夜にピークを迎える。国立天文台によると、観察条件のいい場所では1時間あたり50個程度の流星が見られる見込み。前日13日もかなり多くの流星が期待できるといい、年の瀬の夜空を彩る天体ショーを2夜連続で楽しめる「当たり年」になりそうだ。

 同天文台によると、最も多く流星が見られるのは14日夜から15日明け方にかけて。流れ星が飛び出す中心点(放射点)はふたご座の2等星「カストル」付近で、天の川が見えるほど空が暗い場所で観察した場合、14日午後9時ごろには1時間当たり30個程度が見られる見込みだ。放射点の位置が高くなる同日午後11時から15日午前2時ごろにかけては50個程度が期待できるという。

 13日夜から14日明け方にかけても同様の観察条件の場合、14日午前0時から4時ごろにかけ、1時間に40~45個程度が期待できる。今年は2夜とも深夜以降に細い月が昇り始めるため、月明かりの影響も少ない。

 空の広い範囲に出現するため、どの方向を向いても観察できる。東京都心など市街地でもピーク時には数個程度が期待でき、周囲に屋外照明が少なく、開けた場所を選ぶことがポイントという。寒い時期なので、防寒対策を万全にして観察したい。【荒木涼子】

毎日新聞

社会

社会一覧>