北九州市が障害児通所支援事業所を処分 責任者常勤と偽り不正請求

2025/12/19 08:15 

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 北九州市は18日、虚偽の報告で給付金を請求したとして「Coco」(門司区)に対し、障害児通所支援事業所の指定を取り消す行政処分を発表した。受給した報酬など約660万円の返還を求める。

 市によると、同社は2024年7月~25年7月、運営する小倉北区の児童発達支援・放課後等デイサービス「たけのこさん」で、常勤での設置が義務づけられている児童発達支援管理責任者がいないにもかかわらず常勤していると偽り、市からの報酬である障害児通所給付費を得た。市が9月に監査した際は虚偽の出勤簿を提出した。

 指定の取り消しは2026年1月31日。この日までに、市は利用者がサービスの継続ができるよう働きかける。【山下智恵】

毎日新聞

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