豊臣秀吉像の首を折る…男性警察官らを器物損壊容疑で書類送検へ

2025/12/25 14:10 

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 名古屋市西区の円頓寺商店街にあった豊臣秀吉像を壊したとして、愛知県警は愛媛県警の男性警察官と名古屋市西区の男性を器物損壊容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。

 捜査関係者によると、男性警察官は8月19日夜、強化プラスチック製の秀吉像の頭部を両手でつかんで回して折った疑いがあるとしている。西区の男性は同23日未明、秀吉像の頭部を蹴り落としたとされる。2人に面識はないとみられる。

 秀吉像を管理する円頓寺商店街振興組合に破損の連絡があり、組合側が12月に告訴。現場付近の防犯カメラの映像解析などで特定したという。警察官は出張で愛知県に来ており、当時は酒に酔っていたとみられる。

 秀吉像は2013年、地元の不動産賃貸業、時田一弘さんが「商店街の起爆剤に」と織田信長、徳川家康、水戸黄門の像とともに寄贈。いずれも強化プラスチック製で、交差点の四つ角に1体ずつ設置されていた。年明けにも修復する予定だという。【丘絢太】

毎日新聞

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