伊勢神宮外宮で岸田氏参拝前に爆竹 容疑者不詳で書類送検、不起訴

2025/12/25 15:23 

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 伊勢神宮外宮の広場付近で2023年1月、当時の岸田文雄首相が参拝に訪れる約30分前に爆竹が破裂した事件で、三重県警伊勢署が容疑者不詳のまま威力業務妨害容疑で書類送検し、津地検が24日に不起訴(容疑不十分)としていたことが県警への取材で分かった。書類送検は今年7月14日付。

 これまでの調べによると、事件は23年1月4日午前11時40分ごろ発生。破裂音を聞いた警備中の警察官が現場を確認したところ、爆竹の残骸や導線が取り付けられた装置が見つかった。

 当日は計約1100人の警察官が周辺で警備に従事。爆竹は警察官や参拝客から見えにくい場所に仕掛けられ、遠隔操作で破裂させた可能性があるという。

 威力業務妨害事件の時効は3年で、その節目が2026年1月4日に迫っていた。【長谷山寧音】

毎日新聞

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