首折られた秀吉像が修復 大河ドラマ放送前で地元安堵 名古屋

2025/12/31 07:45 

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 名古屋市西区の円頓寺商店街入り口にあり、今年8月、首が折られた豊臣秀吉像が30日までに修復された。

 年明け1月からは秀吉、秀長兄弟の活躍を描くNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が始まり、地元・名古屋への注目に期待が高まっているだけに、住民からはほっとする声が聞かれた。

 秀吉像は強化プラスチック製で、円頓寺商店街振興組合が管理している。折られた首周辺の強度は以前よりも高めたという。

 同商店街の雑貨店主、斉木弘さん(85)は「像があると『面白いな』と観光客が来てくれる。大河ドラマ放送前に直って良かった」と笑顔で話した。

 秀吉像は2013年、地元の不動産賃貸業、時田一弘さんが「商店街の起爆剤に」と織田信長、徳川家康、水戸黄門の像と共に寄贈していた。

 一方、愛知県警は25日までに、いずれも別々の日に像を壊したとして、愛媛県警の男性警察官▽名古屋市西区の男性、の計2人をいずれも器物損壊容疑で書類送検する方針を固めている。【川瀬慎一朗】

毎日新聞

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