大寒でも2度…諏訪湖「御神渡り」気配なく観察折り返し 寒波に期待

2026/01/20 16:21 

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 長野県の諏訪湖で、御神渡(おみわた)りの出現を期待して続く八剱(やつるぎ)神社(諏訪市小和田)の湖面観察が大寒の20日、中日を迎えた。1年で最も寒いころとされる時季だが、気温は2度。風速10メートルを超える強風で大波が次々と打ち寄せ、荒れた海のような湖には氷のかけらもなかった。

 湖面観察は16日目。定点の諏訪市豊田の舟渡川左岸河口でこの日も午前6時半から行われた。宮坂清宮司(75)は「こういう日もありますよ。自然ですから。明日からの寒さに期待しましょう」。

 今季、観察時の気温が最も低かったのは9日の氷点下10度で、平均は氷点下2・2度。高かったのは11日の6・2度でプラスの日が計5日。岸辺周辺に薄氷が張ったのは計6日あったが、氷を割るための氷斧(こおりよき)を振るったのは最厚15ミリを記録した10日朝だけ。御神渡りの気配すらなく今季の観察は前半を終えた。

 宮司と一緒に湖面を見つめる総代たちは「地球温暖化の影響でしょうか。御渡(みわた)り拝観式に臨みたいですね」と寒さを祈る。観察総代で「八剱神社のぼり旗」を持つ担当の矢島伸一さん(59)は「強風で旗があおられて体がもっていかれそう」と笑い、「風の吹いた次の日は岸辺が凍っている」と後半の寒波に期待した。

 長野地方気象台によると、21日から週末にかけて強い冬型の気圧配置が続き、21日朝の諏訪の気温は氷点下9度、日中も1度と低い気温が予想されている。湖面観察は2月4日の立春まで続く予定。【宮坂一則】

毎日新聞

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