諏訪湖が全面結氷 今季初 8年ぶりの「御神渡り」出現に期待

2026/01/26 15:22 

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 長野県の諏訪湖が26日朝、今季初めて全面結氷した。湖の氷が割れてせり上がる「御神渡(おみわた)り」の判定と神事をつかさどる八剱(やつるぎ)神社(諏訪市小和田)の宮坂清宮司(75)は「目視できる限り、湖は全面氷に覆われています」と全面結氷を宣言。2018年2月以来8年ぶりの御神渡り出現への期待が一気に高まった。

 八剱神社の湖面観察はこの日22日目。諏訪市豊田の舟渡川左岸河口の観測地点には、まだ暗い午前6時ごろから、神社の氏子総代が集合し始めた。「今朝は凍(し)みたから全面結氷かな」などと、暗い湖面に目を向けながら会話が弾む。

 気温は宮坂宮司の温度計でマイナス10・8度、水温1・3度と、いずれも今季最低。宮坂宮司は「6~8ミリの薄い氷。このまま氷が維持されて厚くなっていけばいいね」と話し、御神渡り拝観への期待に表情が緩んだ。

 八剱神社によると、直近では23年1月26日に全面結氷、25年2月9日にほぼ全面結氷を記録している。

 御神渡りは、湖に張った氷が昼夜の寒暖差で収縮、膨張を繰り返し山脈状にせり上がる。全面結氷はそのスタートラインで、湖面観察を続ける総代たちも気合が入った。

 長野地方気象台によると、26日朝は強い冬型の気圧配置と放射冷却により冷え込んだ。気温は、県内30観測地点中8カ所で今季最低を記録。南牧村野辺山で氷点下15・6度、松本市奈川で同14・1度、原村で同13・8度、諏訪市は氷点下9・6度だった。寒さは27日に若干緩むものの今週中は寒い日が続く予報だ。【宮坂一則】

毎日新聞

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