芸舞妓らが優雅に「シンデレラ」 京都・北野をどり、3月20日開幕

2026/02/12 08:15 

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 京都五花街の一つ、上七軒(京都市上京区)の歌舞練場で10日、恒例の春公演「北野をどり」の企画発表があった。74回目となる今回は、ヨーロッパの童話「シンデレラ」を題材に芸舞妓(げいまいこ)らが優雅な舞踊劇を演じる。

 第一部はストーリー性に富む舞踊劇「鐘を数えるお姫さま」。シンデレラの物語を日本文化の中に置き換えた、演出・振り付けを担当する花柳輔太朗さんによる完全新作。「報われなかった者がただ幸せになる物語」ではなく、人の心のゆがみやそこから生まれる悲しみを見つめた上で、希望を描くことを意図しているという。

 2025年の「西遊記」に引き続き、世界的に知られる海外の題材をテーマとした。セリフに現代語を用い、古典になじみのない人や海外の人にも分かりやすい作品になっているという。企画発表した舞踊家の花柳達真さんは「よく知られた話を日本のものにするとどうなるのか、ガラスの靴に代わるものが何なのかなどを楽しんで見てほしい」と話した。

 第二部は、純舞踊「俗曲わすれな草」。フィナーレは総勢18人の芸舞妓による「上七軒夜曲」で締めくくる。初舞台を踏む舞妓の市珠さんは「とても緊張しているが、姉さん方についていって、北野をどりを成功させられるようにがんばりたい」と意気込んだ。

 北野をどりは3月20日に開幕し、4月2日まで。各日午後2時と4時半開演の2回。観覧券は6000円、茶席付き券は7000円。コンビニや電話(050・3092・0051)から購入できる。【日高沙妃】

毎日新聞

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