「票操作」疑い、25年の参院選以外でも 大田区職員の不正常態化か
民主主義の根幹となる選挙を巡り2025年夏、投票結果への信頼を揺るがす不正があった。開票作業を担う職員による、無効票の「水増し」だ。
うわさを聞いた元職員がSNSで告発し、区は水増しを認めて謝罪した。そしてこのほど、警視庁の捜査で、こうした「票操作」が過去の選挙でもあった疑いのあることが判明した。
不正は常態化していたとみられている。
◇ノウハウ脈々引き継がれ
25年7月にあった参院選の開票作業で、東京都大田区が無効票(白票)を水増しして集計していた問題で、22年参院選と24年都知事選でも白票が操作されていた疑いのあることが、警視庁の捜査で判明した。捜査関係者によると、票操作は投票者総数と開票で数えた票数の間で生じた差を埋めるためで、こうした不正が常態化していたとみられる。
警視庁捜査2課は2日、25年の参院選などで不正な開票作業をしたとして、大田区の男性職員4人を公職選挙法違反(投票増減)容疑で書類送検した。
開票作業で実際に数えた票数と投票者総数が合わないケースはしばしばあったとみられ、帳尻を合わせるために白票を操作するノウハウが、一部の選挙管理委員会事務局職員によって引き継がれていたという。
◇不正は外部指摘で発覚
参院選は25年7月20日に投開票され、大田区の開票作業は21日未明まで続いた。区によると、投票者総数に対して実際の票数が選挙区で2590票、比例代表で2588票少なかったが、選挙区では2500票の白票があったことにするなどして帳尻を合わせ、残りを「持ち帰り票」として計上。そのうえで投票結果として公表した。
不正については後日、後輩職員との飲み会の場で聞いた元職員がSNSに投稿して指摘した。それをきっかけに、区が内部調査して発覚。区は警視庁に刑事告発していた。
◇全員が容疑認め
書類送検されたのは、当時、区選管事務局を担当していた20~50代の職員4人。50代職員は係長だった。
20代、30代、50代の職員3人の書類送検容疑は、25年参院選の開票作業において、選挙区で2500票、比例代表では2700票を白票に水増しして処理したとしている。
また、22年参院選と24年都知事選では、実際の票数が投票者総数より多かったため、いずれも集計段階で白票を勝手に減らしていたとされる。
24年の都知事選では30代職員が白票を18票減らし、22年の参院選では別の30代の職員が白票を70票減らしたとして、書類送検された。
警視庁によると、4人はいずれも容疑を認めているという。
白票の増減だったため、候補者の当落に影響はなかった。【長屋美乃里】
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