ウィシュマさん死去から5年 「忘れてほしくない」 名古屋で追悼

2026/03/06 18:55 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が亡くなって5年となる6日、市民団体「START(外国人労働者・難民と共に歩む会)」のメンバーら約30人が名古屋入管前で「ウィシュマさんを忘れない」などと書かれたプラカードを掲げ、「責任逃れを続ける入管を許さないぞ」などと声を上げた。

 遺族は、入管が必要な医療を提供しなかったとして国家賠償請求訴訟を起こし名古屋地裁で係争中だ。この日は妹のポールニマさん(31)も参加し、「真実を知りたいが時間がかかっている。彼女のために正義の裁きを」と訴えた。弁護団の指宿昭一弁護士は「必ず裁判を通じて入管、国の責任を明らかにしたい」と語った。

 名古屋駅前では、仮放免になった場合に住居を提供予定だった真野明美さん(72)が追悼お茶会を開き、参加者にスリランカ紅茶などを振る舞った。「苦しそうな様子を今でも思い出す。忘れてほしくない」と話した。

 遺骨が安置されている愛知県愛西市の明通寺では、遺族らも参加して法要が営まれた。【川瀬慎一朗】

毎日新聞

社会

社会一覧>