女性への「迷惑行為」注意され、容疑者が逆上か 道頓堀3人死傷

2026/03/06 20:51 

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 大阪・ミナミの道頓堀で少年3人が刃物で刺されて死傷した事件で、大阪市住吉区の無職、岩崎龍我(りょうが)容疑者(21)=殺人容疑で逮捕=と死傷した3人は面識がなかったとみられることが、大阪府警への取材で判明した。少年らは事件直前、知人女性から容疑者の迷惑行為を相談されて現場付近へ向かったといい、府警はその後にトラブルになって襲われたとみている。

 府警は6日、重傷を負った少年2人に対する殺人未遂と銃刀法違反の疑いで岩崎容疑者を再逮捕した。

 再逮捕容疑は2月14日午後11時55分ごろ、大阪市中央区心斎橋筋2にある雑居ビル1階のエントランスで、17歳の少年2人の胸や腹部を折り畳み式ナイフ(刃渡り約8・5センチ)で刺して殺害しようとしたとしている。調べに黙秘している。

 事件では奈良県田原本町の会社員、鎌田隆之亮さん(17)が胸や首を刺されて死亡した。経緯について府警が捜査を進めた結果、容疑者と死傷した3人は当日まで面識がなかったとみられることが判明した。

 府警捜査1課によると、容疑者はミナミ中心部の若者が集まる戎橋付近に頻繁に出入りしていた。事件当日、岩崎容疑者に迷惑行為をされたとの連絡が鎌田さんの知人女性からあり、別の場所にいた鎌田さんらが現場近くで容疑者と接触したという。府警は容疑者が迷惑行為を注意されたことに逆上したとみている。

 岩崎容疑者は現場から逃走した。その後しばらくは周辺にある複数の雑居ビルなどに立ち寄って身を隠していたという。府警は約10時間後に大阪市内で身柄を確保し、鎌田さんに対する殺人容疑で緊急逮捕した。当時は「女性とのトラブルがあった。ナイフは護身用だった」などと話していたという。【大坪菜々美、松原隼斗】

毎日新聞

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