ヒグマを遠ざけ、若手ハンターを育成 春期管理捕獲、札幌で始まる

2026/03/11 16:01 

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 ヒグマを人里から遠ざけ、ハンター育成を図る「春期管理捕獲」が10日、札幌市で始まり、道猟友会札幌支部員でつくるヒグマ防除隊の8人が同市豊平区の白旗山付近でヒグマを捜索した。4月30日まで、白旗山や南区の藻岩山などで捕獲を実施する。

 市内では2020年から行われており、7年目。今年はヒグマの生息密度が高いものの、昨年捕獲がなかった白旗山周辺を初めて選んだ。

 ハンターは山林を歩いてヒグマを捜索。足跡や巣穴を見つけた際は赤外線センサーを搭載したドローンで調べ、発見したヒグマは猟銃で駆除する。防除隊の玉木康雄隊長(64)は「引退するベテラン隊員が増えてきており、若手への技術継承が目標」と話した。

 市内では今年度、ヒグマ出没が362件と過去最多を記録。市によると、餌となるドングリやヤマブドウなどが大凶作だったことが原因とみられる。

 道によると、今年は76市町村と2団体が春期管理捕獲の実施を予定している。【小林大輝】

毎日新聞

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