諫早女児殺害 受刑者に3度目の賠償命令 遺族「時効なくして」

2026/03/13 16:47 

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 長崎県諫早市で2001年に殺害された小学1年、川原和未子(なみこ)さん(当時7歳)の遺族が、殺人罪などで有罪が確定し服役中の受刑者に約7000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁は13日、請求通り賠償を命じた。樺山倫尚裁判官は「被告は弁論に出頭せず、陳述したと認められる答弁書には請求を認める記載がある」と指摘した。

 被告は、無期懲役判決が確定し服役中の吉岡達夫受刑者(48)。遺族側は過去にも吉岡受刑者を提訴し、同額の賠償を命じた判決が確定したが、1円も賠償はない。判決確定後10年で時効により請求権が消滅するため、和未子さんの父、冨由紀さん(71)=福岡市=ら遺族は提訴を繰り返し、今回が3度目だった。

 冨由紀さんは判決後に開いた記者会見で「娘のためにできるのは、これ(裁判)しかない。10年の時効は無くしてほしい」と訴えた。

 確定判決によると、吉岡受刑者は01年10月12日、下校途中の和未子さんを連れ去って殺害し、山林に遺体を放置した。【森永亨】

毎日新聞

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