沖縄県、平和学習で全国から修学旅行生 24年度は約2000校

2026/03/17 17:31 

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 沖縄県名護市辺野古沖で16日、修学旅行中の高校生らを乗せた船2隻が転覆して男女2人が死亡した事故が発生した。

 沖縄県には全国から多くの小中高生が修学旅行で訪れ、平和学習として第二次世界大戦末期の地上戦の被害や戦後の米軍基地負担などについて学んでいる。

 県や、県の外郭団体「沖縄観光コンベンションビューロー」(OCVB)が修学旅行の誘致に力を入れており、県によると、2024年度は約2000校(約35万人)が訪れた。

 首里城(那覇市)や沖縄美(ちゅ)ら海水族館(本部町)などの観光地だけでなく、平和学習として、第二次大戦中の1944年に米軍に撃沈された学童疎開船の悲劇を伝える対馬丸記念館(那覇市)や、女子学徒隊が沖縄戦に動員された経過を展示するひめゆり平和祈念資料館(糸満市)などを巡る。

 米軍基地が集中する沖縄の状況を学ぶため、市街地にある米軍普天間飛行場(宜野湾市)や、今回の転覆事故が起きた、普天間飛行場の移設工事が進められている名護市辺野古の現場を訪れる学校もある。

 17日の県議会予算特別委員会では、事故で亡くなった2人に出席者全員で黙とうをささげた。出席した玉城デニー知事は「青春の楽しい思い出の一つとなるはずであった修学旅行で、このような事故が発生した。修学旅行を誘致している立場としても重く受け止めなければならない」と述べた。【岡村崇、比嘉洋】

毎日新聞

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