動物病院の火災で愛犬死ぬ 解決金100万円で和解成立 東京地裁

2026/03/17 17:39 

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 動物病院で起きた火災で入院中の愛犬が死んだとして、飼い主の男性が病院側に300万円の損害賠償を求めた訴訟は17日、東京地裁(森健二裁判長)で和解が成立した。飼い主側によると、一般的に動物が死んだ場合の賠償金は20万~30万円程度だが、今回は動物病院側が解決金100万円を支払う比較的高額な内容となった。

 飼い主側は「犬は家族同然の存在だ」として精神的苦痛を受けたと訴えていた。病院は4月から1年間、ホームページに「亡くなった動物の飼い主の方々に悲しみと苦痛をもたらし深くおわび申し上げます」との謝罪文を掲載する。

 死んだのはマルチーズとトイプードルのミックスで、5歳の雄「ミエル」。訴状によると、ヘルニアと診断されたミエルは2025年5月、東京都世田谷区の動物病院で手術を受け、そのまま入院。3日後に病院の一部が燃える火災が発生し、煙を吸い込んで死んだという。

 和解の成立後に記者会見した飼い主の男性は「ミエルは家族を癒やしてくれた、かけがえのない存在。一つの区切りをつけて霊前に報告できる」と話した。【安元久美子】

毎日新聞

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