山車華やかに ユネスコ無形文化遺産の村上大祭、登録後初の開催

2026/07/07 16:09 

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 江戸時代から続く新潟県村上市の伝統的な夏祭り「村上大祭」の本祭りが7日、開かれた。昨年末に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に追加登録されてから初めての開催となり、盛り上がりを見せた。

 この日は午前8時すぎに神社前の通りから、彫刻や人形で飾られた「おしゃぎり」と呼ばれる高さ5メートル超の華やかな山車18台が次々に出発。笛や太鼓の音が響く中、沿道には大勢の市民や観光客らが駆けつけた。

 村上大祭は、蒲原まつり(新潟市)、柏崎えんま市(柏崎市)と並ぶ「新潟三大高市(たかまち=縁日)」の一つ。江戸時代の1633年に始まったとされる西奈弥羽黒(せなみはぐろ)神社の例大祭で、毎年7月6日に宵祭りが、7日に本祭りが開かれている。

 2018年には国の重要無形民俗文化財に指定され、昨年12月には「村上祭の屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に追加登録された。

 今年は大祭前の5日にユネスコ登録を記念したイベントが開かれ、市役所前に18台のおしゃぎりが勢ぞろいした。

 おしゃぎりは地区ごとに計19台ある。二輪の2階建てで、1階は子どもたちがお囃子(はやし)を奏でる「囃子台」、2階は七福神などの人形などを乗せる「飾り台」になっている。200年以上の歴史を誇るものもあり、現在は19台のうち1台が修復工事中だ。

 一方、村上まつり保存会は今年の開催に先立ち、クラウドファンディングを実施。目標の150万円に対し、300万円以上集まった。おしゃぎりの修繕費や材料の調達、村上大祭の運営経費に充てる予定で、保存会の担当者は「400年祭が数年後にある。少子化や高齢化などの課題があるが、続けられるよう新しいことにも挑戦していく」と話した。【福富智】

毎日新聞

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