<QAで解説>中国、ミサイル発射実験を発表 日本への影響は?
中国海軍が6日、戦略原子力潜水艦から太平洋の公海に向けて戦略ミサイルの発射実験を行ったと発表しました。日本政府は「日本の領域や排他的経済水域(EEZ)の上空を通過したことは確認されていない」と説明しています。Q&A形式で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「中国海軍の戦略ミサイル発射実験」を解説します。
Q 今回発射されたミサイルはどんなものだったの?
A 発射されたのは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられています。中国側は、模擬弾頭を搭載していて、予定の海域に着弾させて実験は成功したと発表しています。
Q 中国海軍はなぜこの実験をしたのかな?
A 中国海軍の報道官は「ミサイル発射軍事訓練の年間計画に基づいている。事前に関連国には通知しており、国際法や国際慣例に合致している。いかなる特定の国家や目標に向けたものではない」と説明しています。
Q 日本にはどんな影響があったの?
A 木原稔官房長官は「我が国の領域や排他的経済水域(EEZ)の上空を通過したことは確認されていない」と話しました。日本の航空機や船舶の被害情報も確認されていないとしています。
Q 中国の軍事力はどのように変わっているの?
A 木原氏は「中国は国防費を継続的に高い水準で増加させ、十分な透明性を欠いたままICBM(大陸間弾道ミサイル)を含む核・ミサイル戦力を急速に増強させている」と指摘しています。
Q 他の国はどう反応したの?
A オーストラリアのマールズ国防相なども懸念を表明しました。国際社会でも中国の軍事動向が注目されています。
Q 中国がSLBMの発射実験を公表するのは珍しいの?
A 香港紙などによると、中国がSLBM発射実験を公表するのは1982年以来だそうです。
Q 日本政府は事前に知っていたの?
A 政府によると、在北京日本大使館が中国国防省から弾道ミサイルを発射すると説明を受けていました。また、5日には海上保安庁が中国当局から「潮岬(和歌山県)南等において宇宙ゴミ落下に伴う区域の設定を行う」と情報提供を受けていました。
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