先輩横綱の助言受け苦境脱出 連敗止めた豊昇龍 大相撲夏場所
◇大相撲夏場所5日目(15日、東京・両国国技館)
◇○豊昇龍 上手出し投げ 豪ノ山●
結びの一番後、豊昇龍は今場所初めて東の支度部屋の一番奥に腰を下ろした。まだ白星のない豪ノ山に攻められながらも退け、3日目からの連敗を2で止め、「集中していきました」と振り返った。
突き押しが身上の豪ノ山の右のど輪で出足が止まりかけたが、こらえると、足の運びよく前へ。相手はのど輪を繰り出したが、豊昇龍は右を素早く差し込んで残し、左上手を取ると、すかさずの出し投げで仕留めた。
連敗した前日の取組後、豊昇龍が入った支度部屋の風呂場を、元横綱・白鵬の宮城野親方が訪れた。豊昇龍は「『横綱になるのは難しい。なって勝つのも難しい。自分の相撲を取っていけばいい』と言っていただいた」。
一方、部屋に戻ると、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)からは「好きにやれ」と助言されたという。豊昇龍は「そんなに考えていたつもりはないが、考えていたのかもしれない。(師匠の言葉に)肩の力が抜けた」と振り返る。
本場所の支度部屋は長方形のスペースに、コの字形に上がり座敷が設けられる。その一番奥は横綱が座る「特別な場所」だ。ほとんどの横綱が取組後も、この場所でまげを整えてきた。
豊昇龍は取組前こそ一番奥に陣取り、準備運動などをしてきた。一方、取組後は支度部屋の入り口付近にある風呂場に近い上がり座敷で髪を直してきた。
この日は初めて「特別な場所」に腰を据えた。「理由はない」と説明した。ただ、「せっかくここに座れるようになったので、もうずっとここで」とも付け加えた。
連敗脱出に八角理事長(元横綱・北勝海)は「これが横綱(という地位)の厳しさ。一つ勝つのが、いかに大変か」。どこか初々しさが残る25歳の横綱は、その厳しさと格闘しながらも、ひとまず苦境を脱した。【飯山太郎】
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