サッカー元日本代表の本田圭佑さんが参画するスポーツ用品の新ブランド「ｍｇｈ」の設立記者会見が１３日、東京都内であった。本田さんは「『カッコよくてリーズナブル』を目指したい」と語った。Ｔシャツやシューズなど４種類の男性向けアイテムからスタートし、同日から１０００人限定の抽選販売を開始した。

　ブランド名は物理学の「位置エネルギー」の公式にちなんだ。本田さんは「親になり子を持つと、（スポーツ用品の値段は）いちいち高い」と自身が感じている課題を強調。「カッコよさを追求したいし、運動したいという人のハードルを少しでも下げたい」と話した。記者会見では、ブランド運営会社の社長を務める黒飛功二朗さんが、生産工程や企画段階で人工知能（ＡＩ）を活用するコスト低減の戦略も説明した。１０月には女性向けの商品の限定展開を開始し、来年２月には通常の販売体制を整える予定という。

　音楽プロデューサーでラッパーのＳＫＹ－ＨＩさん、モデルでタレントの益若つばささんと本田さんのトークセッションもあった。スポーツの原体験が「キングカズ」というＳＫＹ－ＨＩさんはサッカーをやっていた子ども時代に触れた。高校生の息子の母親でもある益若さんは「洗濯をしてよく思うのは速乾性や消臭効果（の大切さ）」とスポーツブランドに期待する機能について語った。【曽根田和久】