SUBARU・エース八野田「力負け」 走らなかった直球 都市対抗

2025/09/06 20:14 

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 第96回都市対抗野球大会準々決勝(6日・東京ドーム)

 ◇○浜松市・ヤマハ5―4太田市・SUBARU●

 明らかに直球が走っていなかった。多彩な変化球を駆使しても緩急が利かない。太田市の先発左腕・八野田龍司が浜松市の強打の前に三回途中5失点で降板した。エースの役割を果たせず、「力負け。相手が一枚も二枚も上だった」。

 一回、先頭打者にいきなり安打を許す。1死後、3番・網谷圭将を2球で追い込んだものの、チェンジアップを軽々と左翼席まで運ばれた。2死後に連打を許してさらに1点を失った。三回には4番・森川凌に真っすぐをとらえられて、右越え2ランを浴びた。

 11年ぶりの4強入りを逃した小川信監督は「八野田で負けたらしょうがないと誰もが思っているので、悔いはない」と話した。

 5年目で27歳の八野田は強豪の東京都・東京ガスとの1回戦に先発し8回3失点で、白星を挙げた。22日に中国で開幕するアジア選手権に出場する社会人日本代表にも選ばれている。

 両チームは10月28日に京セラドーム大阪で開幕する日本選手権への出場を既に決めている。

 「対戦できたらリベンジしたい」。ゼロで抑えることにこだわり、制球と変化球の精度を見つめ直す。【武藤佳正】

毎日新聞

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