社会人野球日本選手権出場32チーム出そろう 28日熱戦スタート

2025/10/05 15:30 

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 社会人野球の第50回日本選手権は5日、東北地区予選でTDKがトヨタ自動車東日本を3―1で降して5大会連続14回目の出場を決め、出場32チームが出そろった。組み合わせ抽選会は8日に行われ、大会は28日に京セラドーム大阪で開幕する。

 都市対抗大会と全日本クラブ選手権を制した2チームが推薦出場となり、日本野球連盟(JABA)主要大会で優勝した9チームと、各地区予選を突破した21チームが出場権を得た。

 今夏の都市対抗を制した王子(東海・愛知)は、2015年の日本生命以来となる史上4チーム目の「夏秋連覇」を目指す。連続出場の最長は前回大会覇者のトヨタ自動車(東海・愛知)の21大会連続で、住友金属を抜く歴代単独最多8回目の優勝を狙う。

 最も長いブランクを経て戻るチームはFedEx(北信越・長野)で、7大会ぶりの出場となる。今回の最多出場は都市対抗4強の日本生命(近畿・大阪)で40回を数える。

 地区別では、今季の好調ぶりが際立つ東海地区から10チームが出場する。JABA主要11大会のうち東海勢が6大会を制し、都市対抗覇者の王子は九州大会、ヤマハ(東海・静岡)は東北、北海道の両大会で優勝。東海地区予選は枠が二つ増えたことで、6チームが5枠を争う異例の構図となった。

 一方でともに8大会連続出場中だったENEOSと東芝のほか、前年の都市対抗王者で6大会連続出場中だった三菱重工Eastは出場権を獲得できなかった。

 神奈川県から出場チームがないのは、15年の第41回大会以来9大会ぶり。15年の休部期間を経て今季から活動を再開した日産自動車も出場はならなかった。【村上正】

毎日新聞

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