子どもたちが力士と餅つきや相撲対決、交流楽しむ 九州場所前に

2025/10/27 16:13 

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 大相撲九州場所(11月9~23日)を前に力士との交流イベントが各地で催されている。相撲体験や餅つきなどのイベントを通じ、参加者は力士の迫力を肌で感じ、日本の伝統文化を体感している。

 福岡県飯塚市の幸袋こども園(村島京子園長)は24日、二子山部屋の力士2人を招いて相撲体験を実施した。園児ら約100人が参加。力士が四股の踏み方やすり足を指導した。相撲対決もあり、複数の園児が力を合わせて力士を押し出すと大きな歓声が上がった。村島園長は「子どもたちが日本の伝統文化を身近に感じる機会になれば」と話した。

 26日には直方市の直方東小学校で、地元の有志が企画した「餅つき・相撲体験教室」があり、約50人が参加。子どもたちは、阿武松部屋の力士とかけ声をかけながら、きねで餅をついた。同部屋の阿武松親方(元前頭・大道)は「力士との触れ合いを通じて相撲に興味を持ってもらえれば。この中から力士が誕生したらうれしい」と期待を込めた。

 北九州市小倉北区の複合施設「リバーウォーク北九州」でもイベントがあり、九州場所のチケットを取得できるじゃんけん大会や山響部屋の力士による取組が披露された。

 今後は浅香山部屋の力士が介護福祉施設(直方市)などの訪問を30日に予定する。

 九州場所後では、中村部屋の力士を招いた「どすこいちゃんこフェス」が11月24日に小竹町の新多区グラウンドで開催。同部屋直伝のちゃんこ鍋の販売(500食限定)や、力士によるトークショー、相撲対決、ミニ運動会などがある。「子どもから高齢者まで幅広い世代が楽しめる。ちゃんこ鍋で体を温め、力士の迫力を体感してほしい」と主催者。問い合わせはペット訪問火葬ポピー(080・8519・6345)。【岡村崇】

毎日新聞

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