Honda熊本、大会途中で棄権 スポーツ界にも影響 熊本地震

2026/07/30 11:45 

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 熊本県で28日夕に最大震度7を観測した地震で、社会人野球のHonda熊本など、県内に拠点を置くスポーツチームは一時的に活動を休止するなどの影響が出ている。

 ◇寮、練習拠点も被災

 震度6弱の揺れに見舞われた熊本県大津町を中心に活動するHonda熊本は、地震発生時、東広島市での日本野球連盟(JABA)広島大会準決勝の最中だった。

 試合には勝利したが、地震発生を知り、29日の決勝を棄権して午後7時半ごろに宿舎をバスで出発。約5時間半をかけて大津町へ戻った。

 自宅に被害が出ているチーム関係者がいるほか、主に若手選手の生活する寮でガスの供給が止まっているという。チームの練習拠点がある熊本製作所も地震による被害を受けていることから、しばらくの間はチーム練習を停止する方針で、選手らは会社の復旧業務に従事する可能性もあるという。チームは8月26日に東京ドームで開幕する、第97回都市対抗野球大会への出場権を得ている。

 菅沼賢一マネジャーは「グラウンドには少し地割れがあるかもしれないが詳細は確認中。都市対抗へ向けて練習再開も大事だが、まずは復旧に向けた取り組みを優先したい」と話した。

 またJABA九州地区連盟は8月2、3日に熊本市のリブワーク藤崎台球場で予定されていた、九州地区と中国地区の選抜選手による交流戦の中止を発表した。

 ◇活動の一時中止、相次ぐ

 サッカーJ3のロアッソ熊本は、チームの練習拠点としている熊本県民総合運動公園が閉鎖されたため、今後のトレーニングは実施未定とし、他会場で実施する場合も当面の間、非公開で実施すると発表した。

 ロアッソは8月8日に新シーズンの開幕戦を迎え、15日にはホームのえがお健康スタジアムでの試合も予定されている。

 2016年4月に最大震度7を観測した熊本地震の際には、選手たちは避難を余儀なくされ、本拠地スタジアムは救援物資の集積場にもなった。発生から10年がたった今年は「つなぐプロジェクト」を発足させて、地域の絆や支え合いの精神の醸成、防災意識の向上など震災の伝承を目指す取り組みを始めたばかりだった。

 クラブはホームページで「現在も断続的に余震が続いております。皆様におかれましては、ご自身の身の安全を最優先にし、十分にご注意してお過ごしください」と呼び掛けている。

 バスケットボールBリーグの熊本ヴォルターズや、野球独立リーグの九州アジアリーグに所属する火の国サラマンダーズも、活動を一時的に休止することを発表している。【林大樹】

毎日新聞

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