夏の甲子園に現れた「4番・投手」 敦賀気比の辻琉成が躍動

2026/08/11 13:45 

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 ◇高校野球・夏の甲子園2回戦(11日)

 ◇○敦賀気比(福井)10―0横手(秋田)●

 敦賀気比の2年生、辻琉成は自分のバットで得点をたたき出し、快投でスコアボードにゼロを並べた。今や少なくなった「4番・投手」が、大会7日目にしてようやく現れた。

 まずは、一回表の攻撃から見せた。痛烈な打球で一塁強襲の内野安打で出塁。1点リードの三回には、1死二、三塁で低めの変化球に体勢を崩しながらも、左前に運び追加点を奪った。

 快音は止まらない。四回は2死二塁から低めのスライダーをしっかり捉え、中堅手の頭を越す適時二塁打で2打点目を挙げた。

 投げては、スライダーとカーブなどを交えた緩急をつけた投球で横手打線に三塁を踏ませず、5回無失点と試合を作った。

 チームは10得点、投手陣は4人の継投で零封リレーを完成させた。辻は勢いを呼び寄せる活躍に、打者としては「甘い球を見逃さずにしっかりと振ることができた」と手応えがあった。一方で、「緊張で投手としては制球が荒れてしまった」と反省も口にした。

 1年生だった昨夏からベンチ入り。七回に代打で出場したが、凡退した。甲子園を経験し、広い球場でも「大きい打球を飛ばしたい」と、白米を中心に1日5食、ウエートトレーニングも取り入れ、体重は4キロほど増量した。球速も最速145キロをマークした。

 勝ち気な性格で、上昇志向。東哲平監督は「目がギラついていますね。もっともっと高みを目指している感じがする」と語る。

 次戦に向け、「どちらも楽しくやっている。投打で活躍できればチームにも貢献できる」と意気込む。【高橋広之】

毎日新聞

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