農林水産省は２４日、全国のスーパー約１０００店で１０月１３～１９日に販売されたコメ５キロ当たりの平均価格（税込み）が前週より１０９円上昇し４２５１円になったと発表した。５週ぶりの値上がりで、４０００円台は７週連続。

　種類別の平均価格（５キロ）では「銘柄米」が４５０１円で前週より６１円の値上がり。１１週連続の上昇で、集計を開始した今年２月３日の週以降、過去最高となった。

　政府備蓄米を含む複数銘柄を混ぜた「ブレンド米」などは３６０３円で、前週から１８４円上昇した。販売数量に占めるブレンド米などの比率は２８％で、前週より１ポイント下がった。

　農水省が別にまとめた、随意契約による備蓄米販売店舗における５キロ当たりのコメの平均価格は、前週より７１円高い３４６６円。随意契約の備蓄米のみは、１８円高い２０６１円だった。

　また随意契約での備蓄米の販売数量は、１９日までの累計で１７万４３４３トン。都道府県別では東京都が１万５６５７トンで最も多く、最少は秋田県の２４２トンだった。【渡辺暢、中津川甫】