日経平均株価、史上初の5万円台 高市政権への期待と米中摩擦後退で
週明け27日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)は急伸し、前週末終値からの上げ幅が一時1000円を超え、5万円台に乗せた。日経平均が5万円を超えるのは初めて。高市早苗政権の経済政策への期待に加え、米国市場の株高や米中貿易摩擦の懸念が後退したことなどが好材料となり、歴史的な節目を突破した。
24日の米ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が最高値を更新し、終値で初めて4万7000ドル台をつけた。世界的に先端半導体などAI(人工知能)需要が好調なほか、9月の米消費者物価指数が市場予想を下回ったことでインフレ(物価高)懸念が後退。28~29日に米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げするとの見方が株高につながった。
27日の東京市場もこの流れを引き継ぐ形となった。午前10時現在の日経平均株価は、前週末終値比793円24銭高の5万92円89銭。為替は1ドル=153円台前半で推移している。
高市首相は積極的な財政政策や金融緩和を支持する方針を掲げる。週末の報道各社の世論調査で高市内閣の支持率は高水準で、投資家の期待が高まっている。また、26日の米中両政府の閣僚級協議では、100%の対中関税発動を見送る方向となったことも追い風になった。
日経平均は2024年2月にバブル期の1989年につけた最高値を約34年ぶりに更新。翌月には初めて4万円の大台をつけた。トランプ米政権の関税強化策の影響で今年4月に3万1000円台まで下落する場面もあったが、そこから半年間で2万円近く上昇したことになる。「急速な株高で、やや過熱感があるのではないか」(アナリスト)との指摘も上がる。【古屋敷尚子】
-
米中貿易協議 「首脳協議への枠組み作りは成功」 米財務長官が評価
米国と中国は26日、マレーシアで開いていた閣僚級の貿易協議を終えた。ロイター通信によると、米国のベッセント財務長官は協議後「首脳協議に向けての枠組み作りは成功…経済 17時間前 毎日新聞
-
赤沢経産相がラトニック米商務長官をおもてなし 浅草寺など観光
赤沢亮正経済産業相は26日、ラトニック米商務長官と東京都台東区の浅草寺や墨田区の東京スカイツリーを観光した。ラトニック氏は28日に控えた日米首脳会談に合わせて…経済 21時間前 毎日新聞
-
川内原発敷地で使用済み核燃料の「乾式貯蔵」へ 水や電源は不要
九州電力は24日、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の敷地内に、使用済み核燃料を一時保管する乾式貯蔵施設を新設すると発表した。原子力規制委員会に設置変更許可を申請…経済 2025年10月24日 毎日新聞
-
自維公、ガソリン減税巡り協議 廃止時期の素案検討、次回から本格化
ガソリン税に上乗せされる暫定税率の廃止を巡り、自民、日本維新の会、公明の3党の税制調査会長は24日協議し、財源や廃止時期に関する素案の検討を来週に開く次回会合…経済 2025年10月24日 毎日新聞
-
コメ5キロ平均価格4251円 5週ぶり値上がり 銘柄米が過去最高
農林水産省は24日、全国のスーパー約1000店で10月13~19日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が前週より109円上昇し4251円になったと…経済 2025年10月24日 毎日新聞













