衝突の旅客機と米軍ヘリ「生存者いると考えていない」 米消防当局

2025/01/30 21:57 

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 米国の首都ワシントン近郊で29日夜に起きた小型旅客機と米軍ヘリコプター衝突で、首都ワシントンの消防当局者は30日朝の記者会見で「生存者がいるとは考えていない。救助活動は(遺体の)収容活動に切り替えた」と述べた。

 旅客機には乗客60人、乗員4人、ヘリには3人の搭乗員がいた。旅客機、ヘリともポトマック川に着水したのが確認され、30日朝までに旅客機から27人、ヘリから1人の遺体を収容した。

 当局によると、衝突当時は視界は良好で、ヘリも旅客機も通常の飛行経路をたどっていた。国家運輸安全委員会(NTSB)が事故原因の調査を始めた。

 在米国日本大使館は「情報収集中だが、これまでに日本人が搭乗していたとの情報には接していない」としている。【アーリントン(南部バージニア州)西田進一郎】

毎日新聞

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