ハマス、軍事部門トップの「不死身の戦士」デイフ氏の死亡認める

2025/01/31 06:46 

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 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは30日、軍事部門トップのムハンマド・デイフ氏が死亡したと発表した。イスラエル軍は昨年7月の空爆で殺害したとしていたが、ハマスはこれまで死亡を認めていなかった。

 デイフ氏は長年、イスラエルに対する自爆テロなどを主導してきたとされ、ガザ地区での戦闘の直接のきっかけとなった2023年10月のイスラエルへの越境攻撃も首謀したとみられている。

 たびたびイスラエルによる暗殺をくぐり抜けてきたことから「不死身の戦士」としてカリスマ的な人気を誇っていた。度重なる攻撃で片目が見えなくなり、足も不自由になっていたとされる。

 ハマスはデイフ氏が死亡した時期などの詳細は明かしていないが、イスラエル軍は昨年7月中旬にガザ地区南部ハンユニスでデイフ氏を標的とした空爆を実施し、翌8月に死亡を確認したと発表していた。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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