福島第1原発の処理水分析 中国、安全性確認「今後も継続」強調
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、中国国家原子力機構は7日、周辺海域で今年2月に採取した海水や海洋生物のサンプルを分析した結果、放射性物質濃度に異常は確認されなかったと発表した。昨年10月に最初に採取した海水サンプルに続き、2回連続で問題は認められなかったことになる。中国政府による日本産水産物の輸入禁止の解除につながるかが注目される。
中国外務省の林剣副報道局長は7日の記者会見で「個別の分析結果では、今後も問題がないとは保証できない」と述べ、引き続き安全性の確認が必要とする立場を強調した。
中国国家原子力機構によると、今回のサンプルは2月、中国の専門家が国際原子力機関(IAEA)のモニタリング(監視)枠組みに参加して採取し、国内の研究機関が分析した。詳細な数値などはIAEAが今後、まとめて公表するという。
中国政府は2023年8月の処理水放出開始以来、日本産水産物の輸入を全面的に禁止。1年あまりが過ぎた24年9月、中国がIAEAの監視枠組みに参加し、独自に安全を確認した上で輸入を再開するという日中間の合意が交わされた。
日中両政府は今年3月12日に水産物の安全性について実務者レベルで協議したほか、同22日に東京で開かれた日中外相会談でも、輸入再開に向けたプロセスの進展を確認していた。【北京・河津啓介】
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