マチャド氏、ローマ教皇と会談 ベネズエラの政治犯釈放働きかけ要請

2026/01/13 08:42 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 南米ベネズエラの野党指導者で昨年のノーベル平和賞を受賞したマリア・コリナ・マチャド氏がバチカンを訪問し、12日にローマ教皇レオ14世と会談した。マチャド氏側の発表によると、会談では、米国によるマドゥロ大統領拘束後のベネズエラ情勢について協議。マチャド氏はレオ14世に対し、1000人以上の政治犯の釈放と、民主主義への速やかな移行に向けた働きかけを要請した。

 マドゥロ氏の拘束後、ベネズエラの暫定政権は外国人を含む一定数の政治犯を釈放した。だがマチャド氏側によると、現時点で釈放が確認されたのは全体の2%に満たない17人にとどまっているという。

 マチャド氏はレオ14世との会談で、2024年のベネズエラ大統領選で野党候補だった元外交官のゴンサレス氏が大統領としての正統性を持つことも強調したという。大統領選ではマドゥロ氏の「3選」が発表されたが、不正選挙の疑いがあり、米国や欧州などはマドゥロ氏の勝利を認めていない。

 米国出身のレオ14世は、米国がマドゥロ氏の拘束に際しベネズエラを軍事攻撃したことに強い懸念を表明し、ベネズエラの国家主権の保障や国民の人権保護を訴えている。

 一方、米NBCテレビなどによると、米ホワイトハウスの高官は12日、トランプ大統領が15日にマチャド氏とホワイトハウスで会談する予定だと明らかにした。

 ベネズエラで身を隠していたマチャド氏は昨年12月10日の平和賞授賞式の直後、開催地のノルウェーの首都オスロを訪問。その後、今月5日に米FOXニュースのインタビューに応じるなどしたが、所在は明らかになっていなかった。【ロンドン福永方人】

毎日新聞

国際

国際一覧>