トランプ氏「ノーコメント」 グリーンランド問題、武力行使排除せず

2026/01/20 10:18 

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 トランプ米大統領は19日、米NBCニュースの電話インタビューで、デンマーク自治領グリーンランドの領有に向けた武力行使の可能性を問われ「ノーコメント」と述べた。武力行使の選択肢を排除しなかったことで、欧州諸国との対立が一段と深刻化する恐れがある。

 グリーンランドを巡っては、トランプ氏が17日に自身のソーシャルメディアで、米国による領有に否定的な英独仏など欧州8カ国からの輸入品に対し、10%の追加関税を2月1日に発動すると表明した。

 トランプ氏は電話インタビューで、グリーンランド領有で合意に至らなければ追加関税は「100%実行する」と強調した。対象の8カ国のうち6カ国が加盟する欧州連合(EU)は930億ユーロ(約17兆円)相当の報復関税を検討しており、貿易摩擦の激化が懸念されている。

 トランプ政権は「国家安全保障」を理由にグリーンランドの領有にこだわりを見せている。トランプ氏はインタビューの中で「欧州はロシアとウクライナの戦争に集中すべきだ」と発言し、グリーンランドから欧州の関心をそらしたい意向をにじませた。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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