イスラエルが国連の建物を破壊 UNRWAは「国際法違反」と非難

2026/01/20 19:39 

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 イスラエル当局は20日、占領下の東エルサレムにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)本部の一部施設の解体を始めた。国連の施設は国際条約で「不可侵」と定められており、UNRWAは「国際法違反だ」と強く非難している。

 UNRWAのヨルダン川西岸地区担当ディレクター、フリードリッヒ氏によると、20日午前7時ごろ、警備員が強制的に退去させられ、取り壊しが始まった。現場では、ブルドーザーで建物の屋根や窓を次々と破壊する様子が確認できた。フリードリッヒ氏は「前例のない攻撃であり、国際法や国連の特権・免除に対する重大な侵害だ」と指摘した。ロイター通信によると、破壊された建物は、パレスチナ自治区ガザ地区などへの支援物資の倉庫として使われていたという。

 イスラエルは、イスラム組織ハマスの越境攻撃にUNRWAの一部職員が関与したと主張。昨年1月、国内でUNRWAの活動を禁止する法律が施行された。

 イスラエル外務省は「この施設に免除は適用されず、解体はイスラエルの法律や国際法に従って行われた」と主張している。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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