国民民主、1人区でも積極擁立「攻める」 夏の参院選へ方針転換

2025/01/31 20:59 

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 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は31日の記者会見で、夏の参院選で1人区にも候補者を積極的に擁立していく考えを示した。これまでは、得票順2位以下でも当選可能な複数人区を重視してきたが、「議席を増やすには1人区でも攻めていく」と方針を転換する。

 榛葉氏は「選挙区で(候補者を)出していかないと、全国比例も伸びない」と説明。他の野党と候補者調整を行うかどうかを巡り、「県によって支援団体や他党との信頼関係もある」と含みを持たせる発言をしたが、日本維新の会が呼びかけている野党候補の一本化に向けた予備選実施案については「なじまない」と否定的な考えを示した。

 また、選択的夫婦別姓について「成人男女である夫婦の別氏(べつうじ)(姓)は理解を示す」とした上で、「一番議論が欠けているのが親子の問題、特に子どもの問題だ」と強調。第1子、第2子で異なる姓を認めるかなど、子どもの姓のあり方について「これから党内議論したい」と述べた。

 国民民主は2022年、立憲民主党などと共同で、別姓夫婦の子どもの姓は出生時に決めるとする選択的夫婦別姓法案を提出している。【安部志帆子】

毎日新聞

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